アブセンティーズム(アブセンティーイズム)

読み:あぶせんてぃーずむ(あぶせんてぃーいずむ)

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アブセンティーズムとは、従業員が会社を病欠・病気休業している状態を指します。ただし、状態そのものよりも、病欠や休業による労働生産性の損失とあわせて語られることが一般的です。病欠・病気休業により、本来出社して提供されるはずであった労働力が提供されなくなった分を「コスト(損失)」として考えます。薬剤や診療などにかかる通常の医療費(直接費用)と比較して、このようなコストは間接費用とも呼ばれます。欧米の経済界では、従業員の健康コストを医療費(直接費用)だけで考えるのではなく、アブセンティーズムやプレゼンティーイズム(出勤しているものの、健康問題によって業務の能率が落ちている状態)などの間接費用も含めて考え、全体最適化すべきという認識が広がっています。これは、近年日本でも普及拡大しつつある「健康経営」の基盤となる考え方でもあります。

アブセンティーズムによる損失(健康コスト)の算出は「1年間の病欠・休業日数×賃金」が基本です。ただし、算出するときに有給休暇を「病欠・休業日数」に含めるかどうかについて、明確な基準はないようです。従業員が任意の目的で取得できる有給休暇は、たとえ取得理由が健康問題によるものであっても、その理由を企業側が把握するのは難しい場合があります。そのため、有給休暇を含めないで算出する場合は、実態よりも「病欠・休業日数」が少なくなり、アブセンティーズムが過少評価されてしまう懸念があります。

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