用語集

ハイリスクアプローチ

読み:はいりすくあぷろーち

ハイリスクアプローチとは、健診などでスクリーニングして疾病の発症リスクが高い人を特定し、リスクを下げるように働きかけることを指します。例えば、健康診断でメタボリックシンドローム予備群の人たちを早期に発見し、治療が必要な状態になる前に保健指導を徹底して、生活習慣の改善を促すアプローチです。
 

ハイリスクアプローチと組み合わせて推進することで相乗効果が期待できる働きかけとして、ポピュレーションアプローチがあります。ポピュレーションアプローチとは、そのリスクに関する人口の分布全体をリスクの低いほうに動かす働きかけのことです。具体的なアプローチとしては、企業内の喫煙できる場所を制限して、日常的な喫煙という健康リスクの要因を軽減したり、従業員が誰でも参加できるウォーキングなどの健康増進イベントを実施したりといった方法があります。ポピュレーションアプローチにより大多数を占める中位リスクの人たちのリスクを下げることで、地域社会全体の健康増進を期待できます。
 

ポピュレーションアプローチはルールの変更やイベントの開催などを伴うため、ハイリスクアプローチと比べてコストが高くなる傾向があります。ハイリスクアプローチは、リスクのある特定の集団に絞るためコストや人的リソースを抑えられる一方、効果を高めるためには継続的な働きかけが必要です。

 

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