人的資本経営

読み:じんてきしほんけいえい

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人的資本経営とは、人材を「資本」としてとらえ、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。企業が持つ「ヒト・モノ・カネ・情報」は4大経営資源とも呼ばれ、なかでも「ヒト(人材)」は他の3つの資源を動かす役割を担っていることから、企業価値創造の中核に位置づけられています。

従来は、人材は管理すべき「資源」であり「コスト」であるという考え方が主流でした。しかし、第 4 次産業革命等による産業構造の急激な変化、少子高齢化や、個人のキャリア観の変化など、企業や個人を取り巻く環境は大きく変化しています。企業がこのような変化に柔軟に対応し、想定外のショックへの強靭性を高めるためには、人材を「資本」としてとらえ、投資することで価値を創造していく人的資本経営の考え方が求められるようになってきました。

2022年に経済産業省が公表した人材版伊藤レポート2.0では金融庁、内閣官房などでの議論についても触れられており、人的資本経営を実現するためには、人材戦略を経営戦略と連動させることが重要とされています。また、経営陣を中心として、自社の経営戦略とのつながりを意識しながら、人材面における課題に対するアクションやKPIを考え、結果の情報公開をしていくことが求められています。

参考:2022年5月 経済産業省「人材版伊藤レポート2.0」を取りまとめました より

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