用語集

労働組合

読み:ろうどうくみあい

労働組合とは、労働者が自主的に結成する組織であり、その目的は労働条件の改善や労働環境の維持・向上です。また、企業の経営層に対する労働者の権利保障や発言権を確立する役割も果たします。
労働組合法により、労働組合はその組織、機能、活動について法律の保護を受けており、公正な労働条件を求める権利や団体交渉を行う権利などが保障されています。

労働組合が具体的に行う活動は、賃金や労働時間、休業制度などの労働条件の改善を求める団体交渉や、労働者の利益を守るための労働争議(ストライキなど)のほか、企業や業界の労働環境の改善を求める政策提言など、広範囲に及ぶ点も特徴です。
労働組合は企業内外のさまざまな問題に対して、労働者の声を具体的な政策に反映させるための重要な役割も果たしています。企業運営の透明性向上や社会的不平等の是正にも寄与するため、社会的に重要な組合といえるでしょう。

【参照】

 

<監修者>
丁海煌(ちょん・へふぁん)/1988年4月3日生まれ。弁護士/弁護士法人オルビス所属/弁護士登録後、一般民事事件、家事事件、刑事事件等の多種多様な訴訟業務に携わる。2020年からは韓国ソウルの大手ローファームにて、日韓企業間のM&Aや契約書諮問、人事労務に携わり、2022年2月に日本帰国。現在、韓国での知見を活かし、日本企業の韓国進出や韓国企業の日本進出のリーガルサポートや、企業の人事労務問題などを手掛けている。

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