ソーシャルインパクトボンド(SIB)

読み:そーしゃるいんぱくとぼんど

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ソーシャルインパクトボンド(Social Impact Bond)とは、社会的課題を効果的に解決するための、官民連携の手法のひとつです。国や地方公共団体が、民間事業者に委託などして実施させる事業のうち、SIBでは、解決を目指す社会的課題に応じた成果指標が設定されており、事業を行う民間事業者に支払われる報酬額は、成果に応じて変動します。特に複数年度にわたる事業として設計されたときに効果が期待されています。

SIBの大きな特徴は、事業にかかる資金が、民間の資金提供者(金融機関や財団等)から提供される点です。資金提供者が受け取る償還等も成果指標に応じた金額となるため、事業の成果によっては、資金提供者が受け取れる償還金が発生しないリスクもありますが、この「成果未達リスク」も資金提供者が負うことになります。
SIBは、事業を行う民間事業者の経済的リスクが比較的小さく、参入可能な事業者も多くなるというメリットがあります。また、国や地方公共団体にとっても、成果達成状況に連動して報酬を支払うため、限られた財源を効果的に活用して、社会的課題解決の施策を実行していくことが可能です。

SIBは、さまざまな民間事業者との連携を図れることから、新たな官民連携の手法として注目を集めています。経済産業省では、ヘルスケア分野におけるSIBの導入を推進しており、介護施設と連携した認知症予防・重症化予防サービスなどにおいてSIBとすることで、サービスの質向上を図りながら、地方自治体の健康投資促進と社会保障費の適正化を目指しています。

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