サクセッションプラン

サクセッションプランとは一般的に「後継者育成」「後継者育成計画」などと呼ばれています。ここでいう後継者とは、経営者や幹部など、経営上重要なポストのことです。具体的には、将来の企業経営を見越したうえで重要ポストを定義し、後継者候補を見極め・育成を行う長期的な育成計画だとされています。

重要ポストの人材不足は経営上のリスクです。そのため、サクセッションプランは今後の企業経営の安定化につながるものとして注目されています。経営リスクに関わることから、サクセッションプランは社内だけでなく、投資家にとっても重要な要素であるといえます。実際、東京証券取引所のコーポレートガバナンス・コードにおいてもサクセッションプランに言及されています。

また、人的資本経営の実現について書かれた経済産業省の「人材版伊藤レポート2.0」においても、経営戦略と人材戦略を連動させるための取り組みとして「サクセッションプランの具体的プログラム化」が挙がっています。