オフィスに笑顔のきっかけを生む社会装置「emmyWash」

2020年9月に発売が開始された、笑顔を向けると自動で除菌液が出てくる製品emmyWash(エミーウォッシュ)。

感染予防がひときわ重視されている昨今、新しいスタイルの自動除菌液噴霧スプレーとして大きな注目を集めています。

そこで、実際にエミーウォッシュを使っている企業や事業所にインタビューし、導入の経緯や使ってみての感想などを伺っていきます。

第1弾となる今回は、賃貸オフィスビルの仲介などを手がける株式会社スリースターで、営業本部第3グループ次長を務める樋口篤さんにご登場いただきます。

取材・文/中澤 仁美(ナレッジリング)
撮影/山本 未紗子(株式会社BrightEN photo)
編集/ステップ編集部

「笑顔と社会貢献」というコンセプトが魅力

2012年に創業した当社は、オフィス探しのプロフェッショナルとして、賃貸オフィスに特化した不動産仲介事業を展開してきました。

また、オフィス検索サイト「officetar」(オフィスター)、居抜きオフィス専用サイト「vivit」など、インターネット経由の新サービスも積極的にリリースしています。

不動産業界ではお客様にとって情報が不透明になりがちだからこそ、その課題解決を図りながらお客様に最高の満足を提供したいというのが私たちの願いです。居抜き入退去では「既存の内装を継続して使用できる」「廃棄ロスを軽減できる」など社会貢献できるサービスです。

社長の言葉に「1年に1つは新事業を立ち上げたい」というものがあるのですが、まさに「いいと思ったことはやってみよう!」という気概のあるベンチャー企業です。

「いいと思ったことはやってみよう」という社風があると話す株式会社スリースター営業本部第3グループ次長の樋口篤さん

私たちが早々にエミーウォッシュの導入を決定したのも、そうした社風があってこそかもしれません。

2020年の秋ごろ、以前から人材紹介でお世話になってきたマイナビの方からお話を聞き、エミーウォッシュの存在を知りました。第一印象から「ユニークな製品だな」という新鮮なイメージがありましたね。

コロナ禍において当社でも感染予防には意識的になっており、普通の除菌液ボトルなら十分に用意がありました。しかし、「笑顔と社会貢献」がコンセプトのエミーウォッシュには、普通の製品とは違った特別な魅力を感じました。

さっそく上層部に掛け合ったところ、「すぐに社内で使ってみよう」ということになったのです。

エミーウォッシュが届いて使い始めたのは、2020年の12月でした。本体下部のタンクに除菌液を注入して電源を入れるだけなので、操作や管理は難しくありません。

本体にある鏡に笑顔を向けるとノズルから除菌液が出てくる仕組みですが、マスクを着用していても笑顔を認識したのにはびっくりしました。今は盤面がデフォルトの状態ですが、オリジナルのものにもできるそうなので、いずれは当社らしいものに差し替えることも検討しています。

スタッフが考案した当社の公式マスコットキャラクター「ステラくん」を配置してもかわいいかもしれません。

パーソナルロッカーの横で手指消毒を習慣化

エミーウォッシュを導入した2020年は、当社の社内環境が大きく変化したタイミングでもありました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、春から原則としてテレワーク体制に移行。夏~秋ごろには少しずつ出社できるようになってきましたが、年末にかけて再びテレワーク中心となりました。

こうした背景から、より柔軟性のある働き方を実現するためにデータの電子化を徹底することにしました。不動産業界ではどうしても書類が多くなりがちで、正直なところ「紙をなくすなんて無理」と思っていたのですが、本気で取り組めば十分に電子化できるのだと分かりました。

同時に、もともと固定制だったオフィスの座席を、フリーアドレス制に変えました。電子化により個人が管理する書類などが激減し、総務など一部の管理系部門を除いてデスクのそで机を廃止できたことが大きかったです。

「自分の荷物はパーソナルロッカーに入れる」というルールを徹底したことで、スタッフの整理整頓に対する意識も高まったと思います。

当社は西新橋(東京都港区)に本社があるほか、渋谷にもオフィスを構えています。2つの拠点を行き来しながら仕事しやすいという点からも、フリーアドレス制にすることで業務効率が改善していきました。

ちなみに、当初はパーソナルロッカーの上にエミーウォッシュを設置しようとしたのですが、ロッカーが高すぎて、顔を本体の鏡に映すことができませんでした。

そこで、1mくらいの高さのスツールの上に場所を移したところ、これがぴったり。少しだけ顔を下に向けるような位置取りがちょうどいいようです。

フリーアドレス化に伴い導入したパーソナルロッカーの隣に設置したエミーウォッシュ

エミーウォッシュが届いたとき、多くのスタッフは週に数回程度の出勤をしている状態でした。残念ながら、想定より低い使用頻度でのスタートとなりましたが、スタッフたちの反応は良好です。

ただ、性別や年齢に関係なく、最初は「ちょっと恥ずかしい」という感覚があったようです。若いスタッフまで照れながら使っていたのは意外でした。

そこで、私が率先して使う姿を見せ、時には役員を巻き込みながら、皆の前で笑顔を作る様子を披露しました。会社の上層部が順々に笑顔を見せる状況そのものがおかしみをはらんでいますし、スタッフの多くは「自分もやってみようかな」という気持ちに変わっていったようでした。

今では出勤時とランチの後、外勤帰りなどに自然とエミーウォッシュの前に立ち、手指消毒する習慣が根付いてきました。

クライアントへの贈り物としても活用

こうしてエミーウォッシュを使っていくうちに、自社の中だけでなく、それ以外の場でも活用できるのではないかと考え始めました。そして、契約が決まったクライアントにプレゼントするという方法を思い付きました。

クライアントである事務所や店舗がオープンするときは、胡蝶蘭など大きな花をお祝いとして贈るのが不動産業界の慣例です。

当社でもよく胡蝶蘭を贈っていたのですが、花はいつか枯れてしまいますし、処分に時間や手間、お金がかかってしまうという側面もあります。必ずしも、すべての贈り相手にマッチするプレゼントではなかったかもしれません。

クライアントへの贈り物として胡蝶蘭の代わりにエミーウォッシュを贈ったと話す樋口さん

確認したところ、胡蝶蘭とエミーウォッシュのコスト感が近いこと、契約書の名義を変更するのがそれほど手間ではないことが分かったため、クライアントへの贈り物の一つとして取り入れることにしました。

初期費用と1年分の利用料(除菌液の費用)を当社が負担させていただく予定です。2021年2月現在、この試みはすでにいくつかの成約案件からスタートさせており、クライアントの反応も上々です。

消毒殺菌を習慣付け、社会貢献にもつながるというエミーウォッシュは、令和の時代にふさわしい贈り物だと思います。

ずっと使い続けていただけるという意味でも、企業のPR戦略として有効性が高いでしょう。盤面のオリジナルデザインに、小さく贈り主の社名を入れておくのもよさそうですね。

日本中が疲弊し、マイナスの雰囲気が蔓延している昨今は、複雑な気持ちで仕事に向かう方々も多いのではないでしょうか。当社でも、以前は「全員オフィスにいるのが当たり前」という環境だったので、顔を合わせるメンバーが次第に減っていく寂しさや違和感はぬぐいがたいものがありました。

そうしたとき、出社しているメンバー同士の話題作りになり、笑顔になる機会をもたらしてくれるエミーウォッシュの存在は、思っていたより大きなものでした。

「スリースターと関わるすべての人たちに、より幸せで豊かになってほしい」というのが私たちの経営理念。クライアントや関係者はもちろんのこと、スタッフの幸せも追求する中で、エミーウォッシュが一つのキーアイテムになることを期待しています。

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