用語集

健康二次被害

読み:けんこうにじひがい

健康二次被害とは、パンデミックや自然災害など緊急の事態が発生したときに起きる、直接的な被害や疾病以外で生じる健康上の問題のことを指します。精神的なストレスや生活環境の変化、社会的な孤立などによって引き起こされ、持病の重症化や精神疾患など、深刻な健康状態の悪化を生じさせることもあります。
 

健康二次被害は、新型コロナウイルス感染症の流行により症状を発症する人が増えたことで注目を集めました。感染予防のための外出制限によって、運動不足になったり、人との関わりが少なくなったりしたことにより、思わぬところで体や心の衰えが進み、糖尿病や高血圧症などの持病の悪化、免疫力や筋力の低下、ストレスによる心の病気などの健康二次被害を発症する人が急増しました。
特に高齢者については、筋力の低下による転倒・骨折や、認知機能の低下などのリスクが高く、新型コロナウイルス感染症の流行後には、要介護認定者が増加したというデータも報告されています。
 

健康二次被害の予防対策としては、ウォーキングなどの有酸素運動や軽い筋トレといった適度な運動、1日3食の栄養バランスの良い食事、十分な睡眠のほか、人と会う機会を積極的に持つことが推奨されています。
 

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