用語集

国民皆歯科健診制度

読み:こくみんかいしかけんしんせいど

国民皆歯科健診制度は、すべての国民が定期的に歯科健診を受けることを目指した制度です。
2022年に政府が公表した「骨太の方針2022」において、「生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)の具体的な検討」と公的に記載されました。「骨太の方針2024」では、「全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の活用と国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた具体的な取組の推進」と記載されています。

この制度の主な目的は、虫歯や歯周病などの口腔疾患の早期発見・予防を通じて、国民全体の口腔内の健康を維持し、生活の質を向上させることです。歯科疾患が早期発見できれば、早期治療が可能となり、重症化を防ぐだけでなく、長期的な医療費の抑制も期待されます。
国民皆歯科健診制度で具体的に検討されている代表的な取り組みは、すべての国民が年に一度、歯科健診を受けることを義務づける「定期的な歯科健診の義務化」でしょう。

国民皆歯科健診制度は、個々の健康だけでなく、公衆衛生全体の向上を目指す取り組みであり、持続可能な健康社会の実現に向けて重要な役割を果たすとみられています。国民皆歯科健診制度によって将来的にはすべての人々が健康な口腔内を維持し、生活の質を高めることが期待されています。

【参照】

 

<監修者>
丁海煌(ちょん・へふぁん)/1988年4月3日生まれ。弁護士/弁護士法人オルビス所属/弁護士登録後、一般民事事件、家事事件、刑事事件等の多種多様な訴訟業務に携わる。2020年からは韓国ソウルの大手ローファームにて、日韓企業間のM&Aや契約書諮問、人事労務に携わり、2022年2月に日本帰国。現在、韓国での知見を活かし、日本企業の韓国進出や韓国企業の日本進出のリーガルサポートや、企業の人事労務問題などを手掛けている。

 

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