健康経営フィードバックシート

健康経営フィードバックシートとは、経済産業省が実施する「健康経営度調査」への回答を行った企業に対して送付されるシートです。シートの中には、その企業における健康経営の実践レベル等を分析した評価結果が記されています。

健康経営度調査とは、「健康経営優良法人（大規模法人部門）」の認定および「健康経営銘柄」の選定における過程で実施される調査です。主に大企業を対象としているものの、健康経営について課題を持っているさまざまな企業にとって、調査に回答することは「健康経営の実践において何が重視されるのか」「何から始めればよいのか」といった課題がクリアになる調査となっています。

令和3年度の健康経営度調査におけるフィードバックシートでは、総合順位や総合評価のほか、「経営理念・⽅針」「組織体制」「制度・施策実⾏」「評価改善」といった、それぞれの側面における詳細分析や、具体的な健康課題への対応度などについてのフィードバックが記載されています。また、過去に継続して健康経営度調査に回答している場合は、直近5回の評価結果の変遷も記載されており、長期的な取り組みの成果を知ることが可能です。
なお、これまで大規模法人を対象としていた評価順位や偏差値等を記載したフィードバックシートの交付が、令和5年度からブライト500申請法人に対しても行われます。

経済産業省は、健康経営の取り組みを改善する上で必要な情報が整理されている健康経営フィードバックシートを、多くの企業が積極的に活用することを推進しています。

【参照】

• 経済産業省『「健康経営銘柄2024」・「健康経営優良法人2024」の申請受付開始！＜令和5年度調査のポイント＞』
  https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230821001/20230821001.html
   
• 経済産業省「令和3年度健康経営度調査に基づく2,000社分の評価結果を公開しました」https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220315004/20220315004.html