用語集

インクルージョン

読み:いんくるーじょん

インクルージョンとは直訳すると「包括性」です。経済産業省によると、組織における「インクルージョン」とは一人ひとりが「職場で尊重されたメンバーとして扱われている」と認識している状態だとされています。
具体的には、個々の人材が持つ独自の価値が組織に認められており、組織においてそれぞれ自分の「居場所」を実感できている状態のことです。メンバーが互いの能力を認め合い、尊重できている状態といえ、組織において多様な声を取り⼊れる仕組みや環境があること、また心理的安全性の視点 も重要であるとされています。このような状態が実現すれば、各人材が自分の独自性や能力は組織の成功のために必要であると認識し、企業の取り組みの中で多様な人材が尊重されることで独自性をいかんなく発揮できると考えられます。

つまりインクルージョンは「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげる」というダイバーシティ経営の実現において、重要な要素であると考えられています。

そのため、インクルージョン(包括性)とダイバーシティ(多様性)をまとめた概念はD&I(ダイバーシティ&インクリュージョン)と呼ばれます。また、2つにエクイティ(公平性)という概念も加えた考えをDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)といいます。

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