用語集

ダイバーシティ

読み:だいばーしてぃ

ダイバーシティは直訳すると「多様性」という意味ですが、企業経営においては「人材の多様性」や「さまざまな人材が活躍すること」という文脈で使われることがあります。ここでいう多様性には性別や国籍、キャリア、雇用形態、障がいの有無といった統計上の多様性だけでなく、性的指向、宗教・信条、価値観など生き様や内面的なものも含まれます。

社会のグローバル化や少子高齢化が進む現代で企業が国際的な競争力の強化を図るためには、多様な人材の能力を最大限に引き出し、中長期的に企業価値を生み出し続ける経営上の取組であるダイバーシティ2.0が重要とされています。そうした取組を通じてイノベーションを生み出し、価値創造につなげる経営はダイバーシティ経営といわれています。ダイバーシティ経営を実現することは、労働市場における課題とされている女性、高齢者、外国人労働者などが活躍できる場が増える一因になります。

なおダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包括性)をまとめた概念はD&Iと呼ばれます。また、2つにエクイティ(公平性)という概念も加えたDE&Iという言葉も存在しています。

関連用語

インクルージョン

用語集

2023-07-26

インクルージョンとは直訳すると「包括性」です。経済産業省によると、組織における「インクルージョン」とは一人ひとりが「職場で尊重されたメンバーとして扱われている」と認識している状態だとされています。

エクイティ

用語集

2023-07-26

組織におけるエクイティ(Equity)とは通常、「公平性」などと訳されています。エクイティの「公平性」とは単純に平等な扱いをすることとは異なり、不均衡を踏まえた調整によって実現する考え方とされています。

健康経営

用語集

2022-03-10

「健康経営」とは、企業などが従業員の健康保持・増進の取組は、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践することです。