用語集

フレイル

読み:ふれいる

フレイルとは、「弱さ」や「もろさ」を意味する「frailty」を元に、一般社団法人日本老年医学会が日本での認知度を高め、予防の重要性を広く啓発するために提唱した言葉であり、健康な状態と要介護状態の中間の段階を指します。

フレイルには大きく3種類あり、年齢とともに進む筋力の低下や運動機能の障害による「身体的フレイル」、定年退職やパートナーとの死別などでうつ状態になる「精神・心理的フレイル」、社会とのつながりが希薄になることで孤独・孤立してしまう「社会的フレイル」があります。この3つが連鎖することで、自立度が低下し、要介護状態に陥りやすくなるのです。

フレイルの高齢者には、「歩行機能が低下する」「疲れやすい」「人付き合いが面倒で活動量が減る」「筋力が低下する」「体重が減少する」といった徴候が見られます。早期に発見して対策することで、元の状態に戻ることもできるため、フレイルの徴候を見逃さないことが大切です。

対策としては、「運動で身体機能の維持・向上に取り組む」「栄養バランスの良い食事を心掛け、よく噛んで口腔機能を維持する」「地域のボランティア活動に参加する」など、社会参加の機会を持つことが挙げられます。高齢者の健康寿命を延ばすために、全国の地方自治体ではフレイル予防・改善のための支援事業が行われています。

【参照】

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