デジタルスキル標準とは、多くの日本企業がDX(デジタル・トランスフォーメーション)への取り組みに遅れている状況を踏まえ、DX推進に対する個人の学習や企業の人材確保・育成の指針として策定されたものをいいます。経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって公開されており、ビジネスパーソンがDXに関する基礎的な知識やスキル・マインドを身に付けるための指針である「DXリテラシー標準」と、企業がDXを推進する専門性を持った人材を確保・育成するための指針である「DX推進スキル標準」の2種類で構成されています。
2023年8月には、生成AIの適切な利用に必要なマインド・スタンスや技術動向、利用方法の理解、付随するリスクなどに関する文言も追加されました。
デジタルスキル標準は、デジタル時代の人材育成戦略の策定に役立つため、人材採用や従業員のリスキリング、スキル研修などに活用できます。
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<監修者> 丁海煌(ちょん・へふぁん)/1988年4月3日生まれ。弁護士/弁護士法人オルビス所属/弁護士登録後、一般民事事件、家事事件、刑事事件等の多種多様な訴訟業務に携わる。2020年からは韓国ソウルの大手ローファームにて、日韓企業間のM&Aや契約書諮問、人事労務に携わり、2022年2月に日本帰国。現在、韓国での知見を活かし、日本企業の韓国進出や韓国企業の日本進出のリーガルサポートや、企業の人事労務問題などを手掛けている。 |