用語集

エンプロイヤーブランド

読み:えんぷろいやーぶらんど

エンプロイヤーブランド(Employer Brand)とは一般的に、企業の「働く場」としての魅力や価値のことだとされます。また、エンプロイヤーブランドを高めようとする取り組みや、ブランド価値を外部に発信することがエンプロイヤーブランディングと呼ばれています。

エンプロイヤーブランドを構成する要素は給料や賞与といった金銭・経済的な価値、仕事のやりがいや人間関係といった心理的な価値、仕事で得られる知識やスキル、身に付けられる専門性などのキャリアにつながる価値、そして企業が社会で得られている評価や財務の健全性、雇用の安定性など多岐にわたります。
エンプロイヤーブランドが高い企業は、従業員が生き生きと働いていると考えられ、離職率も低いと考えられます。また、採用活動においても好材料であるとされています。

少子高齢化から売り手市場が続き、企業の多くでは人材不足が深刻化しているとされています。また、2020年からの新型コロナウイルス流行に伴うテレワークの急増によって企業と従業員とのコミュニケーションの取り方を変更せざるを得なくなったといわれています。そのなかで、新たに求職者や従業員からの支持を得たり、関係性を構築したりするための考え方として注目を集めています。

関連用語

エンプロイー・エクスペリエンス

用語集

2023-06-14

エンプロイー・エクスペリエンスとは「EX(Employee Experience)」のことで、一般的には「従業員体験」と訳されます。具体的には従業員が企業や組織で体験する経験価値を表す概念で、求職活動から退職に至るまでのすべてのプロセスにおける体験です。

リスキリング

用語集

2022-08-30

リスキリングとは、新しい職業に就くため、または今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得すること(させること)です。

人的資本経営

用語集

2022-06-30

人的資本経営について解説。人的資本経営とは、人材を「資本」としてとらえ、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。

健康経営

用語集

2022-03-10

「健康経営」とは、企業などが従業員の健康保持・増進の取組は、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践することです。