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ESD(持続可能な開発のための教育)
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ESD(持続可能な開発のための教育)
読み:いーえすでぃー
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ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で、「持続可能な開発のための教育」を指します。
持続可能な社会の作り手を育てていくための教育です。
「持続可能な開発」とは、国連によると「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」と定義されるものです。実現するためには、「環境の保全」「経済の開発」「社会の発展」を調和させながら進めていくことが必要とされています。
現在、私たちの社会は気候変動、天然資源の枯渇、貧困の拡大など、人類の開発活動に起因するさまざまな問題を抱えています。将来の世代においても豊かな生活が送れるようにするには、一人ひとりが問題を自分事として認識し、解決のために行動することが必要であり、そのための教育が「ESD(持続可能な開発のための教育)」です。
文部科学省では、身近なところから行動を開始し、学びを実生活や社会の変容へとつなげることがESDの本質であるとしており、この考えにもとづき各学校で ESDの実施を推進しています。2020年度からは、新しい学習指導要領にESDの理念が組み込まれたことで、すべての学校においてESDが推進されています。
2015年の国連サミットにおいて、ESDは「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯教育の機会を促進する」のターゲットのひとつとして位置づけられました。さらに、ESDはSDGsの17目標すべての実現に寄与するものであると、2017年の国連総会において確認され、その重要性が認識されています。
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