金の認定とは、企業が健康経営優良法人として認定されるための制度です。認定の第一段階にあたる「銀の認定」の次のステップにあたるのが「金の認定」です。健康経営を行うための環境づくりを目指す「銀の認定」に対して、「金の認定」では従業員とその家族の健康づくりをさらに進め、安全衛生にも取り組むことで取得することができます。
金の認定を取得するためには、銀の認定を取得後に金の認定に取り組むことを宣言し、以下の6項目に取り組む必要があります。
これらの項目に取り組み、定められた採点基準のうち、自己採点にて80点以上を満たした企業は、「実施結果レポート Step2」及び添付資料、誓約書を提出することで金の認定証が交付されます。提出期日は、宣言した日から1年経過後の末日ですが、宣言後に上記項目に6か月以上継続して取り組んでいる場合は、期日前の提出が可能となります。
金の認定は、銀の認定よりも具体的な取り組みが求められます。例えば、メンタルヘルス対策として取り組むべき項目が銀の認定よりも多く、メンタルヘルス対策に関する計画書の策定や、メンタルヘルス不調者への対応方針と支援体制の構築が求められます。このように取得の難易度は高いものの、健康経営優良法人としての価値や信頼性がさらに高まるメリットがあります。