用語集

KPI(重要業績評価指標)

読み:けーぴーあい

KPI(重要業績評価指標:Key Performance Indicator)とは、企業目標を達成するために設定される具体的な指標のことです。例えば、「今期の売上高〇〇億円」という企業目標があれば、それを達成するための週ごと・月ごとの売上高の目標がKPIに当たります。また、営業部における「受注件数」や「顧客訪問件数」、カスタマーサポートにおける「顧客満足度」といった定量的な数値もKPIとなります。

これらのKPIを定めることで、「現時点で企業目標をどれくらい達成しているか」を定量的に把握できます。また、現状と目標のギャップがどの程度かを把握できることで、目標達成に近づいていない場合は、早期に施策の軌道修正を図ることもできます。

なお、「部門別売上」や「従業員一人当たりの収益」などの財務指標がKPIとしてイメージされることが多いかもしれませんが、実際に設定できるKPIには幅広いものがあります。例えば、従業員の「健康診断受診率」や「メンタルヘルス研修受講率」、「教育カリキュラム実施時間数」など、人的資本に関するKPI もあります。

設定したKPIを実効性のあるものにするためには、組織目標や経営戦略の変更に応じてKPIを見直し、必要であれば柔軟に変更することも必要です。

関連用語

健康経営

用語集

2022-03-10

「健康経営」とは、企業などが従業員の健康保持・増進の取組は、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践することです。