用語集

SX(サスティナビリティ・トランスフォーメーション)

読み:さすてぃなびりてぃ・とらんすふぉーめーしょん

経済産業省によると、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)とは「社会のサステナビリティと企業のサステナビリティを同期化させ、そのために必要な経営・事業変革を行い、長期的かつ持続的な企業価値向上を図っていくための取組 」と定義されています。

背景としてSDGsをはじめとした社会のサステナビリティ(持続可能性)への関心が高まっていることや、企業が社会や環境と共存し持続可能な成長を図るという社会的責任 も求められるようになってきたことが挙げられます。
さらに企業経営の面からいうと、日本企業の稼ぐ力の鈍化、気候変動リスク、労働力不足などの課題があり、企業価値向上のための対策が必要とされています。

これらの2つの課題を踏まえ、社会的課題の解決によって社会的責任を果たすことと企業価値の向上を両立させていくことがSXだといえるでしょう。社会のサステナビリティ課題やニーズを自社の成長に取り込み、事業再編・新規事業投資などの経営・事業変革を推進していきます。

また、経済産業省は2023年2月にSXへの先進的な取り組みを実施している企業を「SX銘柄」として選定・表彰していくことを発表しています。

関連用語

トランジションファイナンス

用語集

2023-06-20

トランジションファイナンスは、省エネや燃料転換といったトランジション(移行)への取り組みに必要なファイナンス(資金供給)で、経済産業省によると「脱炭素社会の実現に向けて長期的な戦略に則り、着実なGHG(温室効果ガス)削減の取組を行う企業に対し、その取組を支援することを目的とした新しいファイナンス手法 」と定義されています。

ESG

用語集

2022-04-19

ESGとは「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンスまたは統治)」の3つの要素を指す言葉です。

SDGs

用語集

2022-03-10

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標です。17のゴールと、その下に169のターゲットが決められており、2015年9月の国連サミットにて、全会一致で採択され「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されています。

健康経営

用語集

2022-03-10

「健康経営」とは、企業などが従業員の健康保持・増進の取組は、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践することです。