出向というと通常は「在籍出向」を指しますが、いわゆる「転籍出向」というサービスも登場しています。労働者が出向元企業との雇用契約を終了して、出向先企業と新たに雇用契約を結ぶ形態を指し、「移籍出向」と呼ばれることもあります。転籍先の企業へ転職するのとほぼ同義です。
転籍出向は、出向といっても在籍出向のように期間の定めはなく、元の職場に戻ることが約束されていないという違いがあります。
出向元企業との雇用契約を終了するため、給料や勤務形態などについては、出向先の就業規則が適用されます。労働者が転籍出向に納得できるよう、出向元・出向先企業と労働者間での相談・交渉を丁寧におこなうことが望ましいです。
また、退職金の扱いや、年次有給休暇やボーナスを算定する際に出向元(転籍前の勤め先)での勤続年数も考慮されるのかについては、トラブルになりやすい事項であるため、事前に取り決めておく必要があります。
<監修者> |
在籍型出向、転籍型出向(移籍)とは?出向・移籍の基本から、マイナビ出向支援のご支援内容をご紹介する動画です。
人員整理が必要な際に検討したいのが再就職支援です。再就職支援の概要から再就職支援が必要なシーン、再就職支援を行うべき理由、再就職支援の方法まで詳しく解説します。
人件費削減とは会社の経営改善のために労働者の給与や手当てを削減して利益をあげることを指します。メリット・デメリットと雇用を守る人件費削減の具体的な方法を紹介します。
早期退職は、提案の仕方によってはトラブルになる可能性もあります。円滑な早期退職のため、再就職支援が重要となる背景やメリットのほか、再就職支援の活用法を解説します。
【開催終了いたしました】従業員の再就職支援を検討中の企業の皆さまに、着手金が要らず一般的な再就職支援会社より利用しやすい、新たな選択肢を知って頂くためのセミナーを実施致します。
従業員の次の働き方の提案として、転籍出向(移籍)を採用する企業が増えています。転籍出向と在籍出向の違いや、転籍出向のメリット・注意点などを解説します。