用語集

WBGT値

読み:だぶりゅーびーじーてぃーち

WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)とは、「気温」「湿度」「日射」「気流」の4つの要素を取り入れた温度の指標です。WBGT値は、労働環境や運動環境の暑さ指針として有効であり、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)等で国際的に規格化されています。熱中症リスクを判断する上でも、WBGT値は重要な指数です。

WBGT値は、単に気温だけを考慮するよりも、より正確に人体に対する暑さの影響を評価することができます。そのため、運動やスポーツ活動、屋外などでの作業環境、日常生活での熱中症のリスクを判断する手がかりとなります。

WBGT値は、具体的な目安としても利用されています。下記は、WBGT値における一般的な日本の基準です。

  • 31以上:運動は原則として中止。熱中症の重大なリスク。
     
  • 28~31未満:激しい運動は避ける。定期的な休憩が必要。
     
  • 25~28未満:運動時により多くの水分摂取を心掛ける。定期的な休憩を取る。
     
  • 21~25未満:通常の注意で良いが、長時間の運動には注意。
     
  • 21未満:基本的に安全。しかし、個人の体調に注意。

WBGT値は、特に運動や作業環境での熱中症リスクの評価に重要な役割を果たします。夏の時期は、WBGT値をもとに適切な対策を講じることで、暑さによる健康リスクを防いでいくことが大切です。

 

 【参照】

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