セルフマネジメント

セルフマネジメントとは、自分自身を管理し、目標達成や自己実現を実現する力のことです。「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスを取りながら、自分の意欲や集中力を持続し、自身の感情を制御して高いパフォーマンスを持続する能力を指します。
セルフマネジメントは、働き方改革、テレワークの普及、超高齢社会による人材不足など、現代社会のさまざまな課題に対応する上で避けては通れない能力です。一人ひとりが効率的に働き、生産性を上げるための重要な要素としてセルフマネジメントは認識されています。

セルフマネジメントの構成要素には、メンタルヘルスケア（すべての従業員がいきいきと働ける環境にすること）、レジリエンス（逆境に強い人間性）、マインドフルネス（目の前のことに集中する状態）、アンガーマネジメント（怒りの管理）、キャリアデザイン（将来の目指す姿や目標の設計）があります。これらのスキルを磨き、自己管理能力を高めると、個々の目標にいっそう近づくことができるはずです。
また、従業員がセルフマネジメントの力を身に付けると、リモートワークでの対応力向上や、役職の階層がないティール組織のような組織づくり、複数の職業を持つパラレルキャリアなど、新しい働き方の実現が期待できます。