用語集

ワークシェアリング

読み:わーくしぇありんぐ

「仕事の分かち合い」とも呼ばれるワークシェアリングとは、1人で担当している業務内容を複数人で分け合い、1人あたりの労働時間や負担を軽減して新たな雇用を生み出すことです。
従業員の業務を管理しようと思っても、一人ひとりに平等な業務量を割り振るのは難しいでしょう。また、従業員の能力に応じて業務を適切に割り振った場合でも、個人の業務スピードが早い人や仕事を頼まれやすい気質など、さまざまな要因が影響して実際の業務量に差が生じます。
 

その結果、多くの業務を抱えた従業員の残業時間は増えてしまい、生産性や効率の低下、ミスの発生といった問題も起こる可能性があります。こうした問題を避けるためにも、ワークシェアリングによって業務量の差を縮め、業務量を調整することは、生産性の向上だけでなく、従業員の心身の健康にもつながります。
 

なお、ワークシェアリングには、大きく下記の4種類があります。
 

<ワークシェアリングの種類>

  • 雇用維持型(緊急避難型):急激な社会変化による不況や業績悪化の際に、リストラで人件費を減らすのではなく、労働時間を短縮して雇用を維持すること
     
  • 雇用維持型(中高年対策型):長時間労働が難しくなる中高年の従業員を対象に、労働時間を短縮すること
     
  • 雇用創出型:既存の従業員の労働時間を短縮させた際に生じた不足を埋めるために、新たな人員を雇用すること
     
  • 多様就業促進型:介護や育児などで長時間労働が難しくなった人に、時短勤務、パートタイム、テレワーク、フレックスタイムなど、多様な勤務形態を提供すること

 

 【参照】

 

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<監修者>
丁海煌(ちょん・へふぁん)/1988年4月3日生まれ。弁護士/弁護士法人オルビス所属/弁護士登録後、一般民事事件、家事事件、刑事事件等の多種多様な訴訟業務に携わる。2020年からは韓国ソウルの大手ローファームにて、日韓企業間のM&Aや契約書諮問、人事労務に携わり、2022年2月に日本帰国。現在、韓国での知見を活かし、日本企業の韓国進出や韓国企業の日本進出のリーガルサポートや、企業の人事労務問題などを手掛けている。

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